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個人情報の流出・乗っ取りを防ぐセキュリティ対策まとめ|エンジニアが優先度順に解説【2026年版】

「また個人情報が流出したってニュース…自分は大丈夫かな?」
最近、そう感じることが増えていませんか?
今回は、エンジニアの目線で「個人が今日からできるセキュリティ対策」を、優先度の高い順にまとめました。ガジェット・サイト運営・AI・コーディングの詳しい対策は、それぞれの記事にリンクしています。

この記事のポイント
  • なぜ今、個人情報の流出や乗っ取りが増えているのか
  • 優先度が一番高いのは「パスワード」と「2段階認証・パスキー」
  • セキュリティソフトで防げること・防げないこと
  • ガジェット・WordPress・AI・コーディングの詳しい対策記事への案内

なぜ今、個人情報の流出や乗っ取りが増えているのか

ひとつは、攻撃する側もAIを使うようになったことです。
以前のフィッシングメールは、不自然な日本語ですぐ見抜けました。今は生成AIで、本物そっくりの自然な文面や偽サイトを、安く大量に作れてしまいます。

実際に起きたこと:2025年には、偽サイトなどでIDとパスワードを盗まれた証券口座が次々に乗っ取られ、勝手に株を売買される被害が相次ぎました。金融庁の集計では、2025年1月から6月までで不正な取引は約7,100件、売買の合計は約5,700億円にのぼります。これを受けて、各証券会社はログイン時の多要素認証を必須にする対応を進めました。

もうひとつは、どこかで漏れたパスワードが使い回されることです。どこかのサービスから漏れたIDとパスワードの組み合わせは、リストとして出回り、別のサービスへのログインに片っ端から試されます。

つまり今の攻撃は、「あなたを狙う」というより「引っかかる人を、機械で大量に探す」ものです。だからこそ、基本的な対策をしているだけで、狙われにくくなります。

パパ
パパ

攻撃は自動化されてる。だから守る側も、まずは「当たり前」を固めるのが一番効くんだ。

優先度1:パスワードを使い回さない

実際に起きたこと:2019年、スマホ決済の「7pay」は、サービス開始直後に808人・約3,860万円の不正利用が起きました。運営会社は、他から漏れたIDとパスワードを使う「リスト型攻撃」が原因だとしています。
2023年には、遺伝子検査サービスの23andMeで、使い回しのパスワードから約1万4,000アカウントに侵入され、そこから約690万人分の情報が見られました。

なぜ起こるのか:どこか1つのサービスからパスワードが漏れると、同じパスワードを使っている他のサービスにも、次々にログインされてしまうからです。自分がどれだけ気を付けていても、相手のサービスから漏れることはあります。

対策:

  • サービスごとに、別々の長いパスワードを使う
  • 覚えるのは無理なので、パスワードマネージャーに任せる(iPhoneの「パスワード」アプリ、Googleパスワードマネージャー、1Password、Bitwardenなど)
  • パスワードマネージャー自体は、長いマスターパスワード+2段階認証で守る
パパ
パパ

パスワードを「覚える」時代は終わり。「作って、しまっておく」のはツールの仕事だよ。

優先度2:2段階認証・パスキーをオンにする

パスワードが漏れても、2段階認証があれば、それだけではログインされません。
とくに次のアカウントは、今すぐ設定を確認しましょう。

  • メール(GoogleやiCloud):パスワード再設定の連絡先なので、ここを取られると全部取られる
  • 銀行・証券・決済アプリ
  • Apple ID・Googleアカウント・Amazon
  • SNS、GitHubなど仕事で使うサービス

2段階認証にもランクがあります:

方式強さひとこと
SMSの認証コード○ないよりずっといい。ただし偽サイトにコードごと入力させる手口には弱い
認証アプリ(Google Authenticatorなど)◎SMSよりおすすめ
パスキー・物理セキュリティキー◎◎偽サイトでは使えない仕組みなので、フィッシングに最も強い

パスキーは、そのサービスの本物のドメインでしか動かない仕組みです。偽サイトに誘導されても、そもそも認証が成立しません。対応しているサービスでは、パスキーへの切り替えがおすすめです。
仕事で使うアカウントなど、特に守りたいものには、物理的なセキュリティキーを使うのも手です。

パパ
パパ

証券口座の事件のあと、多くの証券会社が2段階認証を必須にしたんだ。偽サイトでコードごと盗む手口もあるから、パスキーが選べるならそっちがおすすめだよ。

優先度3:フィッシングを「文面」で見抜こうとしない

AIのおかげで、偽のメールやSMSの文章はとても自然になりました。もう「日本語が変だから偽物」では見抜けません。

対策はシンプルです:

  • メールやSMSのリンクから、ログインしない
  • ログインするときは、公式アプリかブラウザのブックマークから開く
  • 「至急」「アカウント停止」「未払い」などで焦らせてくる連絡は、まず疑う
  • 電話番号やURLは、メールに書かれたものではなく公式サイトで調べ直す

パスワードマネージャーを使っていると、偽サイトではパスワードが自動入力されません。これも「おかしい」と気付くきっかけになります。

パパ
パパ

「リンクは踏まない、ブックマークから行く」。これだけで、だいぶ防げるよ。

セキュリティソフトで防げること・防げないこと

「セキュリティソフトを入れているから大丈夫」と思いがちですが、得意・不得意があります。

防ぎやすいこと防げないこと
ウイルス・マルウェアの感染パスワードの使い回しによる不正ログイン
危険なサイト(フィッシングサイト)へのアクセス自分で偽サイトに入力してしまった情報
危険なファイルのダウンロードサービス側からの情報流出
複数端末(PC・スマホ)のまとめた管理古いOSやアプリの脆弱性(更新が必要)

WindowsやMacには標準で基本的な保護機能が入っているので、まずはそれを無効にしないことが大前提です。そのうえで、家族のPCやスマホもまとめて守りたい、危険なサイトのブロックを強化したい、という人には有料のセキュリティソフトが向いています。

▶ 【4000円でおすすめ】ノートン セキュリティソフトをレビュー

パパ
パパ

セキュリティソフトは「保険」。パスワードと2段階認証が「鍵」だね。

日常でできるセキュリティ習慣

  • OSとアプリは自動更新にする:脆弱性の多くは、更新すれば塞がります
  • 使っていないアカウントは削除する:放置したアカウントは、漏れても気付けません
  • 漏えいの確認をする:「Have I Been Pwned」などのサイトで、自分のメールアドレスが過去の流出に含まれていないか調べられます。含まれていたら、そのサービスと、同じパスワードを使っていたサービスのパスワードを変えましょう
  • SNSに出しすぎない:誕生日、住んでいる地域、ペットの名前などは、「秘密の質問」の答えや、なりすましの材料になります
  • バックアップを取る:万一のとき、写真やデータを取り戻せるように
パパ
パパ

地味だけど、自動更新をオンにするだけで防げる攻撃はかなり多いんだ。

もう一歩:分野別のセキュリティ対策

ここからは、分野ごとに詳しく解説した記事を紹介します。気になるものから読んでみてください。

ガジェット・家のネットワーク:Wi-Fiルーターの選び方、見守りカメラ、スマホ・PCの紛失対策、フリーWi-Fiの注意点

▶ Wi-Fiルーターのセキュリティ対策と選び方|ガジェットの乗っ取り・紛失に備えるポイント

ブログ・サイト運営:PHPのバージョン、プラグインの更新、ログイン画面の守り方、WAF、バックアップ

▶ WordPressのセキュリティ対策|PHPバージョン・プラグイン更新・ログイン保護

AIとGitHub:AIに入れてはいけない情報、AIが提案する偽パッケージ、GitHubでの鍵の漏えい

▶ 生成AIとGitHubのセキュリティ対策

コーディング:SQLインジェクション、XSS、認証・認可、CSRF、WAFを実例でやさしく解説

▶ SQLインジェクションとは?Webアプリの脆弱性9選を実例でやさしく解説

外出先の通信を守る:

▶ 【2026年版】VPNおすすめ3選!スイカVPN・NordVPN・MillenVPNを徹底比較

パパ
パパ

全部いっぺんにやらなくて大丈夫。自分に関係ありそうなところから順番にね。

今日からできるチェックリスト

個人のセキュリティ チェックリスト
  • パスワードマネージャーを使い、パスワードを使い回していない
  • メール・銀行・証券・Apple ID/Googleアカウントに2段階認証を設定した
  • 対応しているサービスはパスキーに切り替えた
  • メールやSMSのリンクからログインしない
  • OSとアプリの自動更新をオンにした
  • 使っていないアカウントを削除した
  • 自分のメールアドレスが流出していないか確認した

まとめ

個人情報の流出や乗っ取りは、もはや「誰にでも起こること」になりました。でも、攻撃の多くは機械的に「引っかかる人」を探しているだけなので、基本を押さえるだけでぐっと狙われにくくなります。

  • パスワードは使い回さず、パスワードマネージャーに任せる
  • 2段階認証、できればパスキーをオンにする
  • リンクから開かず、公式アプリやブックマークからログインする
  • セキュリティソフトは保険。更新とバックアップも忘れずに
パパ
パパ

セキュリティは一回やれば終わり、じゃなくて習慣。まずはチェックリストの上から1つずつやってみよう!

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