「Anker Prime 67WとNano II 65W、出力は近いけれど何が違うの?」
充電器選びで迷うのは、ワット数よりも「PCとスマホを一緒に充電するか」かもしれません。今回は、国内モデルのPrime A2669とNano II A2663を公式仕様で比較します。
- 複数の機器を同時に充電したい人はPrime 67W、PC1台用で軽さを優先する人はNano II 65Wが候補です。
- 67Wと65Wの差だけで速さを決めず、ポート数と同時利用時の配分を確認しましょう。
- 両方ともケーブルは別売り。Primeも3台へそれぞれ67Wを出せるわけではありません。
本記事はメーカー公表仕様をもとにした購入ガイドです。実機での充電時間・発熱・操作感などを比較検証したレビューではありません。仕様・料金の確認日:2026年10月27日。
スペック・条件を比較
| 比較項目 | Prime 67W(A2669) | Nano II 65W(A2663) |
|---|---|---|
| ポート | USB-C×2、USB-A×1 | USB-C×1 |
| 単独利用の最大出力 | USB-C:67W | USB-C:65W |
| 複数接続 | 2ポート合計最大65W/3ポート合計最大64.5W | 非対応 |
| 重量・サイズ | 約144g/50×40×39mm | 約112g/44×42×36mm |
| プラグ | 折りたたみ式 | 折りたたみ式 |
| ケーブル | 別売り | 別売り |

数字だけで決めずに、普段の使い方に合うかを見ていこう。
いちばん大きな違いは、同時に充電できる台数
PrimeはUSB-Cが2つとUSB-Aが1つ。ノートPC、スマホ、イヤホンなどを1つのコンセントにまとめたい人向けです。対してNano IIはUSB-Cが1つ。PCにつないでいる間にスマホも充電したくなったら、ケーブルを差し替えるか別の電源を用意します。
例えば出張先のホテルでPCとスマホを充電してから寝たい場合、Primeのポート数を活かせます。逆にカフェではPCしかつながず、スマホは帰宅後に充電するなら、使わないポートを持ち歩く必要はありません。
選ぶ前に「持っている機器の数」ではなく「同じ時間に充電する機器の数」を数えるのがおすすめです。3台持っていても充電する時間が別なら、1ポートで足りることもあります。

同時に何台充電するかで、必要なポート数が決まるね。
67Wと65Wの差より、電力配分に注目
充電器の最大出力は、いつでも端末へ流れ続ける電力ではありません。実際の充電は端末側の対応や残量、温度、ケーブルなどの条件で変わります。2Wの差だけを理由に「Primeの方が明確に速い」とは判断できません。
PrimeはUSB-Cを単独で使うと最大67Wですが、複数ポートを使うと出力を分けます。2ポート時の合計最大は65W、3ポート時は64.5Wです。この合計値は「各ポートに同じ電力が出る」という意味でもありません。PCをつなぐ位置と、追加する機器の組み合わせまで確認してください。
購入前は、メーカーの出力図で使う組み合わせを探すと確実です。「PC+スマホ」の2台ならその条件を、「PC+スマホ+イヤホン」の3台ならその条件を見ます。PCに必要な電力が足りない場合は、より高出力の充電器か別電源を選ぶ方が合理的です。

最大出力だけでなく、使う組み合わせで確認しよう。
持ち歩きやすさはNano IIが有利
メーカー公表重量を比べるとNano IIは約112g、Primeは約144gで差は約32g。毎日PCと一緒に持ち歩き、充電先がPC1台なら、軽いNano IIを選ぶ理由になります。両方ともプラグを折りたためます。
ただし、Prime1台で複数の充電器を置き換えられる人は、荷物全体で考えましょう。充電器本体だけでなく、追加で持つスマホ用充電器やケーブルまで含めて比較すると判断が変わります。
コンセント周辺の余裕も大事です。本体の幅や厚みだけでは、壁際や電源タップで隣の差込口をふさぐかは判断できません。使う電源タップの間隔や、差込口の向きを先に確認しておくと失敗を減らせます。

本体の軽さと、バッグ全体の荷物の少なさは分けて考えよう。
購入前に知っておきたいデメリット
Primeはポート数を活かさない人には大きさと重さが余分になり、Nano IIは2台同時に充電できません。 どちらにも向き不向きがあります。上位シリーズだから全員におすすめ、とは考えなくて大丈夫です。
また、両方ともコンセントにつなぐUSB充電器で、モバイルバッテリーではありません。コンセントがない移動中のPC給電を解決したい場合は、別の製品が必要になります。
価格はセールや販売店で変わります。通常価格だけで割安・割高を決めず、購入時に同じカラー、正規品、保証条件で比較しましょう。ケーブルを新たに買う場合は、その費用も含めて選んでください。

苦手な使い方も把握しておくと、買ってから迷わないね。
ケーブルも充電器に合わせて選ぶ
PCに65W前後で給電したいなら、60Wまでのケーブルが性能の上限になる組み合わせは避けたいところです。必要な出力を満たす100W対応または240W対応などのUSB-Cケーブルを、端末・充電器の条件に合わせて選びます。
ただし、240Wと書かれたケーブルでも、データ転送や映像出力まで高性能とは限りません。PCの充電用と外部モニター接続用を兼ねたい人は、充電ワット数に加えて映像対応と転送規格を確認してください。
すでに十分な仕様のケーブルを持っているなら、充電器の買い替えと同時に新しく買う必要はありません。端子の傷み、長さ、机からコンセントまでの距離も含めて、今のケーブルを使い回せるか確認しましょう。

ケーブルはW数だけでは選べないんだね。
こんな人にはどちらがおすすめ?
Primeを選びたいのは、PCとスマホを同時に充電する人、ホテルの少ないコンセントを有効に使いたい人、USB-A端子の機器も残っている人です。2本以上のケーブルを実際に使う場面があるかが判断軸になります。
Nano IIを選びたいのは、PC1台の充電器を小さくまとめたい人、スマホとは充電する時間が違う人、持ち運ぶ重さを少しでも減らしたい人です。「将来使うかも」というポートのために大きい方を選ぶ必要はありません。
より広くAnker製品を比べたい場合は、Anker充電器の用途別まとめも参考にしてください。複数台をまとめる別候補としてPowerPort III 3-Port 65W Podの記事もあります。

1台用ならNano II、同時充電をまとめたいならPrimeが選びやすいね。
よくある質問
MacBook Air M1でも使えますか?
両製品ともAnker公式の対応機種にMacBook Air M1が含まれています。PCへ入る電力は使用条件によって変わるため、表記の65W・67Wを常時受け取るという意味ではありません。
Nano II 65Wと735 Chargerは同じですか?
本記事のNano II 65WはA2663の1ポート機です。735 Chargerなど、似た名称を持つ3ポート製品と取り違えないように型番を確認してください。
スマホだけに使うならどちらですか?
スマホ1台だけなら、必要な充電規格と出力を満たす小型・低価格な充電器で足りる場合があります。PC対応の出力や3ポートが必要かを先に考えましょう。
67Wの方が必ず速く充電できますか?
端末が受け取れる電力や残量、温度などで変わるため、必ず速いとはいえません。本記事では実機の充電時間を計測していません。

迷ったら、使う機器と必要な機能を書き出すと選びやすいね。
まとめ
複数の機器を同時に充電したい人はPrime 67W、PC1台用で軽さを優先する人はNano II 65Wが候補です。
67Wと65Wの差だけで速さを決めず、ポート数と同時利用時の配分を確認しましょう。
両方ともケーブルは別売り。Primeも3台へそれぞれ67Wを出せるわけではありません。
あわせて読む:Anker充電器まとめ / GaN充電器の比較 / PowerPort III 65W Pod

必要なものが決まってから、型番と販売条件を確認して選ぼう。
参考にした公式情報
メーカー公表値は保証された実測結果ではありません。製品の仕様変更、モデル違い、販売店によるセット内容の違いがあるため、購入時はリンク先の商品名・型番・対応機器を確認してください。

似た名前でも別モデルのことがあるから、最後は型番を見てね。


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