「キーボード、そろそろ本気のやつに変えたいな。」
ロジクールの MX KEYS S が気になって調べていると、コンパクトな MINI との違いや、HHKB・Keychron などのメカニカル勢との比較も気になりますよね。実売2万円前後と決して安くないだけに、失敗したくない。
この記事では MX KEYS S のスペック・メリット・デメリットを整理したうえで、「MX KEYS MINI とどっちを選ぶか」まで踏み込んで解説します。
▼ ここに実機写真(正面・斜め・テンキー周り)を3枚追加してください
この記事の結論
- テンキーが必要・数値入力が多い = MX KEYS S を選ぶべき
- 省スペース重視・マウスとの距離を縮めたい = MX KEYS MINI へ
- MX Master マウスとの FLOW 連携で作業環境を統一したいなら MX KEYS S が相性抜群
- 打鍵感にこだわるメカニカル派は HHKB や Keychron も要検討
ロジクール MX KEYS S ってどんな商品?
MX KEYS S は、ロジクール MX シリーズのフラグシップワイヤレスキーボードです。前世代の MX Keys から「Smart Actions(マクロ機能)」と「Logi Bolt(独自無線)」を追加したアップデートモデルで、テンキー付きのフルサイズ 112 キー構成。バックライト内蔵のアドバンスドモデルとして、複数デバイスを使いこなすビジネスユーザーやクリエイターを主なターゲットにしています。
カラーはグラファイト(濃いめのグレー)とペイルグレー(明るいホワイト系)の2色展開。どちらもデスクを選ばないシックなデザインです。

MX シリーズって高いけど、デザインと機能が揃ってて手が出ちゃうんだよね
スペック一覧
| モデル番号 | KX800sGR(グラファイト)/ KX800sPG(ペイルグレー) |
| キー配列 | 日本語 112 キー(テンキー付きフルサイズ) |
| サイズ | 430.2 × 131.6 × 20.5 mm |
| 重量 | 810 g |
| 接続方式 | Bluetooth / Logi Bolt(USB レシーバー同梱) |
| マルチデバイス | Easy-Switch で最大 3 台切替 |
| 充電 | USB-C |
| バッテリー | バックライト ON 時:約 10 日 / OFF 時:約 70 日 |
| バックライト | スマートイルミネーション(照度自動調整・手の接近で点灯) |
| 対応 OS | Windows / macOS / Chrome OS / Android / iOS |
| ソフトウェア | Logi Options+(Smart Actions・キーカスタマイズ) |
| メーカー希望小売価格 | 21,780 円(税込) |
| Amazon 実売価格 | 18,000〜20,000 円前後(変動あり) |

テンキー付きでこの薄さ、810g はまあ普通かな
使ってよかったところ
① スマートイルミネーションが地味に便利
MX KEYS S の特徴のひとつが「スマートイルミネーション」。手をキーボードに近づけるとバックライトが自動で点灯し、部屋の明るさに応じて輝度も自動調整されます。暗い部屋での深夜作業でも手元が見やすく、反対に明るい環境ではバックライトを節電モードで使えます。Logi Options+ アプリで点灯継続時間や輝度をカスタマイズ可能。バックライト OFF 時のバッテリーが約 70 日持つのも実用的です。
② Easy-Switch で 3 台をワンキー切替
キーボード上部の Easy-Switch ボタンを押すだけで、最大 3 台のデバイスを即時切替できます。会社の Windows PC・自宅の Mac・iPad を 1 台のキーボードでカバーできるので、デスク上がスッキリします。接続方式は Bluetooth と Logi Bolt の両対応。Logi Bolt は USB レシーバーを使った低遅延接続で、Bluetooth が不安定な環境でも安定した入力が得られます。
③ MX Master マウスとの FLOW 連携で設定が一本化できる
MX Master 3S・MX Master 4 などのマウスと組み合わせると、Logi Options+ の「Flow 機能」で PC 間のコピー&ペーストまで一本化できます。キーボードもマウスも MX シリーズで揃えると、設定・デバイス切替が統一されて管理が楽になるのが強みです。
MX Master との組み合わせについては、MX Master 4 と揃えるデスク環境の記事も参考にしてみてください。
④ 薄型静音パンタグラフでオフィス・深夜作業向き
キーストロークは浅め(パンタグラフ方式)で、タイピング音が控えめです。オフィスや深夜でも周囲を気にせず使えます。球状にくぼんだキートップが指に自然にフィットする設計で、長時間のタイピングでも指が疲れにくいと多くのユーザーから評価されています。

FLOW 使ったことある?PC 間でコピペできるの、知ったとき感動したよ
ちょっと気になったところ
- 実売 2 万円前後と高い:メカニカルキーボードの中堅〜上位帯と競合する価格帯。打鍵感を重視するならメカニカル勢と十分比較する価値あり。
- パンタグラフの浅いストロークは好みが分かれる:HHKB や Keychron のような深いストロークに慣れているユーザーには物足りなく感じる可能性があります。
- フルサイズゆえデスク占有幅が大きい:横幅 430 mm はデスクスペースをしっかり使います。テンキー不要なら MX KEYS MINI(横幅約 296 mm)の方が省スペースです。
- 角度調整スタンドなし:傾斜は固定(約 4 度)。手首の角度にこだわる方は別途パームレストの検討を。
- Unifying レシーバー非対応:旧世代の Unifying レシーバーには対応していません。Logi Bolt レシーバーが必要です(同梱)。

2万円はやっぱり高いよなあ。ただ長く使えるし元は取れると思うけどね
MX KEYS MINI とどっちを買うべきか?
MX KEYS S か MINI か。これが一番多い悩みポイントです。判断基準を整理しました。
| 比較項目 | MX KEYS S | MX KEYS MINI |
|---|---|---|
| テンキー | あり(112 キー) | なし(79 キー) |
| 横幅 | 約 430 mm | 約 296 mm |
| 重量 | 810 g | 506 g |
| Amazon 実売 | 18,000〜20,000 円 | 14,000〜16,000 円前後 |
| マウスとの距離 | やや遠い(右手が外側に開く) | 近い(肩への負担が少ない) |
| こんな人向け | Excel 多用・数値入力・フル装備派 | 省スペース・持ち運び・スッキリ派 |
テンキーをよく使うなら MX KEYS S 一択です。Excel や数値入力が多い仕事では、テンキーがないと不便さを感じる場面が多いです。逆に、文章作成・Web 閲覧・プログラミングがメインなら、テンキーは「場所を取るだけの存在」になりかねないので、MINI の方が快適なことが多いです。
MX KEYS MINI の詳細はMX KEYS MINI のレビュー記事もご覧ください。
同じ価格帯の他ブランドと比較
HHKB Professional HYBRID(打鍵感最優先派向け)
HHKB は静電容量無接点方式の独自スイッチを採用した、打鍵感にとことんこだわったキーボードです。MX KEYS S とは思想が正反対で、コンパクト(60% 配列)かつ価格は 3 万円超と MX KEYS S より高くなります。「キーを打つ感覚」を最優先するプログラマーやライターに支持されています。
詳細はHHKB Professional HYBRID のレビュー記事をご覧ください。
Keychron(メカニカルスイッチで選択肢豊富)
Keychron はメカニカルキーボードの中でコスパが高いブランドです。赤軸・茶軸・青軸など打鍵感を自分で選べ、価格帯も 1 万円台から揃っています。フルサイズ・TKL・コンパクトと豊富なラインナップが魅力で、MX KEYS S より打鍵感へのこだわりが強い方に向いています。
詳しくはKeychron のレビュー記事を参考にどうぞ。
もっとコストを抑えるなら?
「とりあえず快適なワイヤレスキーボードが欲しい」程度なら、5,000〜8,000 円台のロジクール K380 などの薄型キーボードも選択肢です。ただし、バックライト・FLOW・Smart Actions といった MX KEYS S 固有の機能はカットされます。用途に合わせて必要な機能を絞り込んでから選ぶのがおすすめです。
MX Master 4 と揃えるデスク環境
MX KEYS S は MX Master シリーズとの組み合わせで真価を発揮します。マウスとキーボードを同じ Logi Options+ で管理できるので、デバイス切替・Flow・ボタンカスタマイズが一元化されます。PC を複数台使うデスク環境では、この統一感がじわじわ効いてきます。
「MX Master 4 を中心にデスク環境を整えたい」という方は、MX Master 4 と揃えるデスク環境の記事もあわせてどうぞ。
こんな人におすすめ
- テンキーを頻繁に使う(Excel・経理・数値入力が多い)
- PC・Mac・iPad を 1 台のキーボードで使い回したい
- MX Master マウスと設定を統一して使いたい
- オフィスや深夜でも使える静音キーボードが欲しい
- バックライト付きで暗い環境でも快適に使いたい
逆に、省スペース重視・テンキー不要・コスト重視の方は MX KEYS MINI か Keychron の方が合っているかもしれません。

テンキーいるかどうかが一番の判断軸だね。MINI の方が肩に優しいのはほんと
まとめ
ロジクール MX KEYS S は、「テンキー付きフルサイズ」「スマートイルミネーション」「3 台 Easy-Switch」「MX Master との FLOW 連携」を1台にまとめたフラグシップキーボードです。
実売 2 万円前後という価格は安くありませんが、複数デバイスを使い回す環境・テンキーが必要な業務・MX Master との組み合わせを重視するなら、十分に納得できるスペックが揃っています。薄型静音パンタグラフはオフィスや深夜作業とも相性がよく、実用性重視のユーザーに刺さる一台です。
省スペース派は MX KEYS MINI を、打鍵感ガチ勢は HHKB や Keychron を検討してみてください。


コメント