
FPSマウスは初代G PROで十分でしょ……と思っていたら、後継機がいつの間にか出ていた。そんな声をよく聞くようになりました。
Logicool G PRO 2 LIGHTSPEED(型番:G-PPD-002XWL)は、2024年10月29日に発売された初代G PRO WIRELESSの正式後継機です。形状はほぼそのままに、センサー・スイッチ・充電端子を次世代仕様に刷新しました。プロゲーマーだけでなく、仕事マウスとゲームマウスを1台に絞りたいエンジニアにとっても気になる1台です。
本記事ではスペックと進化点、買う前に知っておきたい注意点、SUPERLIGHT 2との選び方を整理します。実機を触った個人的な感想ではなく、公式スペックと購入者レビューをもとに書いています。
G PRO 2 LIGHTSPEEDってどんなマウス?
G PRO 2 LIGHTSPEEDは、長年プロゲーマーから支持された初代G PRO WIRELESSの後継にあたります。左右対称のシンメトリーデザインとほどよい大きさのシルエットはそのままに、センサー・スイッチ・充電端子などを現行水準に刷新した構成です。
直販価格は19,360円(2025年3月時点)ですが、Amazonなどのセールで実売価格は変動します。カラーはブラック・ホワイト・マゼンタの3色展開で、Amazon限定版(型番末尾にdがつくモデル)には壁紙ダウンロード特典が付属します。
初代G PRO WIRELESSはボタン数を絞ったシンプルな設計と信頼性の高いLIGHTSPEEDワイヤレスで、FPSプロが大会でも使う定番モデルでした。G PRO 2はその設計コンセプトを踏襲しつつ、センサー性能とスイッチ・充電まわりを大幅にアップデートした内容になっています。

スペック一覧
初代G PRO WIRELESSとの主なスペック比較です。
| 項目 | G PRO 2 LIGHTSPEED | 初代G PRO WIRELESS |
|---|---|---|
| センサー | HERO 2(最大44,000 DPI) | HERO(最大25,600 DPI) |
| トラッキング速度 | 888 IPS | 400 IPS |
| 加速度 | 88G | 40G |
| スイッチ | LIGHTFORCEハイブリッド | メカニカル |
| 充電端子 | USB-C | Micro-USB |
| バッテリー | 最大95時間(ライティングOFF) | 最大60時間 |
| 重量 | 80g | 約80g |
| ポーリングレート | 最大8,000Hz(別売レシーバー必要) | 1,000Hz |
| POWERPLAY対応 | あり | あり |
数字で見ると、センサーとスイッチが特に大きく変わっています。重量はほぼ据え置きです。
進化したポイント3つ
①HERO 2センサーで44,000 DPI・888 IPSに大幅強化
初代のHEROセンサーは最大25,600 DPI・400 IPSでしたが、HERO 2では最大44,000 DPI・888 IPS・88Gまで引き上げられています。倍以上の数値向上です。
日常のPC作業では100〜800 DPI前後で使うことが多いため、数値の上限よりも低DPI域での精度や安定性が重要とされています。HERO 2は低速移動時のトラッキング精度が高いと評判で、仕事での細かいクリック操作にも向いているとする声があります。エンジニアがコードレビューやデザインツールで細かい操作をするシーンにも対応しやすい性能といえるでしょう。
また、LIGHTSPEEDワイヤレスは1ms以下の応答速度を実現するとされており、プロの大会でも使われる実績があります。ワイヤレスでもラグを感じさせない点は、ゲームだけでなく仕事でのストレスフリーな操作感にもつながります。
スイッチについても、LIGHTFORCEハイブリッドスイッチに変わっています。オプティカルとメカニカルのいいとこ取りをした設計で、高速応答としっかりしたクリック感の両立を狙ったスイッチとされています。初代のメカニカルスイッチに比べてクリックが軽いと感じる人と、丁度よいと感じる人で評価が分かれる傾向があるようです。
②USB-C化と最大95時間バッテリー(POWERPLAY対応)
初代のMicro-USB端子がUSB-Cに変わりました。PCまわりのケーブルをUSB-Cに統一しているエンジニアには地味ながら嬉しい改善点です。充電ケーブルを別途用意する手間がなくなります。
バッテリーはライティングOFFで最大95時間、デフォルトのライティングONでも最大60時間持続するとされています。平日は仕事用マウスとして使い、夜はゲームで使うという兼用スタイルでも、週1〜2回の充電で十分まかなえる計算です。充電を忘れていてゲーム中に切れた……という事態になりにくい点は、地味に大きなメリットといえます。
別売のPOWERPLAYマウスパッドを使えば、使用しながらワイヤレス充電が可能です。デスク環境にPOWERPLAYを導入すれば充電残量をほぼ気にせず使えるようになります。
③左右対称+マグネット式サイドボタンで左利きにも対応
G PRO 2 LIGHTSPEEDは左右対称デザインを採用しており、サイドボタンはマグネット式で左右どちらにも付け替えが可能です。左利きのユーザーでも選択肢に入る数少ないゲーミングマウスのひとつといえます。
サイドボタンは標準で2つ付属しており、不要な場合は取り外してフラットな状態にすることもできます。シンプルなボタン構成を好む人にも向いています。
ゲーミングマウスは右手向け非対称形状のものが多いため、左利きユーザーは選択肢が限られがちです。G PRO 2のような左右対称モデルは、左利きのエンジニアにとってもデスクワークとゲームを兼用できる貴重な選択肢といえます。

購入前に知っておきたい注意点
スペックだけ見ると良い点が目立ちますが、購入前に知っておくべき注意点もあります。実際の購入者レビューや仕様面での情報を整理しました。
- 8,000Hzポーリングレートは別売レシーバーが必要:本体に同梱されているレシーバーは1,000Hz対応です。8,000Hzを使うには専用レシーバーを別途購入する必要があり、価格は4,000円台とされています。購入前に確認しておきましょう。通常のゲームや仕事では1,000Hzで十分とする見方もありますが、8,000Hzを目的に購入するなら追加費用を見込んでください。
- 80gは標準的な重量で軽量特化ではない:G PRO X SUPERLIGHT 2は60g、Razer Viper V3 Proは54gであり、軽量マウスを求めているなら他の選択肢も検討する価値があります。G PRO 2は軽量特化モデルではなく、バランス重視の設計です。
- ホワイトモデルは黄ばみの報告あり:海外掲示板や国内レビューでホワイトモデルが短期間で黄ばんだという報告が複数見受けられます。ブラックかマゼンタのほうが無難という評もあります。ホワイトを選ぶ際は素材特性として念頭に置いておくとよいでしょう。
- 横スクロール(チルトホイール)非対応・ボタンは5つ:購入者レビューによるとホイールのチルト機能には対応していないとのことです。ボタン数はサイドボタン2つを含む5ボタン構成のため、多ボタンマウスが必要な用途には向きません。シンプルなボタン構成を好む人には逆に使いやすいという声もあります。

SUPERLIGHT 2とどっちを選ぶ?
同じLogicoolのフラッグシップラインにG PRO X SUPERLIGHT 2があります。センサーやスイッチは同系統ですが、コンセプトは異なります。どちらを選ぶか迷いやすいので整理します。
| 項目 | G PRO 2 LIGHTSPEED | G PRO X SUPERLIGHT 2 |
|---|---|---|
| 重量 | 80g | 60g |
| 形状 | 左右対称 | 右手向け非対称 |
| サイドボタン | マグネット式・左右付け替え可 | 固定(右側のみ) |
| 直販価格目安 | 19,360円(2025年3月時点) | 2万円台後半 |
| センサー・スイッチ | 同系統 | 同系統 |
中身の核となるセンサー・スイッチ・無線性能は同系統のため、どちらが優れているかというよりは形・重さ・価格のどれを優先するかで選ぶのがよいとされています。軽さと競技性能を極めたいならSUPERLIGHT 2、左右対称形状・左利き対応・価格のバランスで選ぶならG PRO 2、という整理が分かりやすいでしょう。
仕事とゲームを1台で兼ねたいエンジニア目線では、価格差がある分だけG PRO 2のほうが選びやすいかもしれません。20g の重量差が気になるかどうかは実際に触ってみないと分からない部分なので、家電量販店などで確認できるなら試してみると確実です。

こんな人におすすめ
- FPSを本格的に始めたい・始めたばかりの人
- 仕事とゲームを1台のマウスで兼用したいエンジニア
- 左利きで選択肢が少ないと感じている人
- 初代G PRO WIRELESSからそのまま乗り換えたい人
- SUPERLIGHT 2より価格を抑えながらHERO 2センサーとLIGHTFORCEスイッチを試したい人
- 長いバッテリー持ちを重視していて充電の手間を減らしたい人
まとめ
Logicool G PRO 2 LIGHTSPEEDは、名機G PRO WIRELESSの形状を踏襲しながら、センサー・スイッチ・充電端子・バッテリーをすべて現行水準に引き上げた正統進化モデルです。
8,000Hzは別売レシーバーが必要な点、80gが軽量マウスではない点、ホワイトモデルの黄ばみ報告などを事前に把握しておけば、購入後に後悔しにくいでしょう。仕事とゲームを1台でまかないたいエンジニアにとって、バランスの取れた選択肢といえます。
SUPERLIGHT 2と迷っている場合は、形状と重さの好みで選んでしまって問題ないとされています。中身の核は同じなので、どちらを選んでも性能面での大きな差はないでしょう。
ゲーミングマウス全般の選び方については、こちらの記事も参考にしてみてください。
ゲーミングマウスおすすめ10選【2026年版】Logicool・Razerから予算別に厳選
※記載の価格・スペックは2025年3月時点の情報をもとにしています。最新情報は販売ページでご確認ください。


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