
Macユーザーなら一度は考えたことがあるのではないでしょうか?
「MacBookのトラックパッドの使いやすさをデスクトップ環境でも再現したい」と。
そんな願いを叶えるのが、Appleの「Magic Trackpad 3」。
この記事では、Magic Trackpad 3の詳細はもちろん、他のApple製品や他ブランド、旧モデルとの比較も交えながら、その魅力と実際の使用感をレビューしていきます。

Appleのトラックパッドだよね。ノートPCだとめっちゃ使う
商品の詳細
Magic Trackpad 3は、Appleが発売した最新の外付けトラックパッドです。
見た目は非常にシンプルで、アルミボディとガラスのトップ面が美しく調和し、Appleらしいミニマルなデザインが特徴。
主な仕様は以下の通りです。
- 接続:Bluetooth 5.0(Lightningケーブルでも充電・接続可)
- サイズ:約160mm × 115mm × 高さ4~10mm(傾斜あり)
- バッテリー持続時間:約1ヶ月(フル充電時)
- カラー:スターライト(新色)
Apple独自の「Force Touch」に対応しており、クリックの強さで挙動を変える操作が可能。また、macOSの「マルチタッチジェスチャー」にフル対応しており、スワイプやピンチなどの操作が快適に行えます。
他のApple製品との比較
すでにMacBook AirやMacBook Proをお持ちの方は、内蔵トラックパッドの快適さをご存じだと思います。Magic Trackpad 3は、その使用感をそのまま外付けデバイスとして提供してくれます。
特に以下のような使い分けが可能です。
- Mac StudioやiMacなどデスクトップユーザー: Magic Trackpad 3でMacBookの操作感を再現
- MacBook + 外部ディスプレイ派: 本体を閉じてクラムシェルモードでも快適な操作が可能
また、Magic Mouseと比較すると、ジェスチャー操作の自由度が高く、複数指を使った操作が圧倒的にやりやすいです。例えば、3本指スワイプでアプリ切り替え、4本指でMission Control表示など、細かい操作が直感的に行えます。
AirPodsのように、Apple製品との接続性・一体感は非常に高く、ペアリングもワンタップで完了。Macユーザーであれば、まさに「つなぐだけ」で使い始められるデバイスです。
他のブランド(ロジクール、サンワサプライ)との比較
ロジクールやサンワサプライといった他社ブランドでも、トラックパッドやタッチ操作可能なデバイスはあります。ですが、以下の点でMagic Trackpad 3が頭一つ抜けています。
- macOSとの親和性が抜群に高い
- マルチタッチジェスチャーの滑らかさが段違い
- Force Touch対応で操作に奥行きがある
たとえばロジクールの「T650」やサンワサプライのタッチパッドは、基本的なタップやスクロールはできますが、macOSに最適化された細かいジェスチャー(Mission Control、Launchpad操作など)が完全にはサポートされていません。
そのため、Macユーザーで「トラックパッドのような操作」をしたいのであれば、Apple純正のMagic Trackpad 3を選ぶのが最もストレスのない選択です。
Magic Trackpad 2との比較
前モデルであるMagic Trackpad 2との主な違いは以下の通りです。
項目 | Magic Trackpad 2 | Magic Trackpad 3 |
---|---|---|
接続 | Bluetooth 4.0 | Bluetooth 5.0 |
カラー | シルバーのみ | スターライト追加 |
互換性 | Intel Mac中心 | AppleシリコンMacに最適化 |
バッテリー | 約1ヶ月 | 約1ヶ月(ほぼ同等) |
見た目や操作感は大きく変わっていませんが、細かいアップデートで安定性が向上しています。特に、Appleシリコン(M1 / M2)搭載Macとの相性が良く、接続の安定感が増しています。
また、スターライトカラーの追加により、MacBook Air(M2, スターライト)と統一感が出せるのもポイントです。
Magic Mouseとの違いは?

Magic Trackpad 3とMagic Mouseは、どちらもApple純正のポインティングデバイスですが、操作性や使用シーンにおいて大きな違いがあります。
最大の違いは「操作スタイル」です。Magic Mouseはマウス形状で物理的に動かして使うのに対し、Magic Trackpad 3は静置した状態で指を滑らせるジェスチャー操作が中心です。そのため、より直感的かつマルチタッチジェスチャーを多用したい場合は、Trackpadの方が圧倒的に便利です。
一方で、細かいポインタ操作やドラッグ作業では、Magic Mouseの方がマウスとしての精度や安定性に軍配が上がります。
また、長時間使用時の疲労感にも違いがあり、Trackpadの方が手首に負担が少ないという声もあります。デザインや接続性は共通してAppleらしい完成度ですが、「ジェスチャー重視ならTrackpad、操作の正確さ重視ならMouse」という選び方がオススメです。
おすすめの人
Magic Trackpad 3は、以下のようなユーザーに特におすすめです。
- Macデスクトップユーザー(iMac / Mac mini / Mac Studio)
- 外部ディスプレイ運用しているMacBookユーザー
- マウスよりもジェスチャーで操作したい人
- Apple製品でデスク周りを統一したい人
- トラックパッドの操作性を外付けでも使いたい人
逆に、細かいドット単位でのドラッグや、ゲーミング用途には不向きです。そういった用途には、ロジクールのMXシリーズなど、精度の高いマウスが適しています。
使用感は?
Magic Trackpad 3の使用感は「とにかく滑らか」の一言に尽きます。
ピンチイン・アウト、2本指のスクロール、3本指でのアプリ切り替えなど、すべての操作が指先に吸い付くように反応します。トラックパッド全体がクリック可能で、強く押し込むと感圧クリックも反応。これにより、プレビューや辞書などのmacOSの便利機能をフル活用できます。
また、バッテリーの持ちも非常に優秀で、週5で仕事に使っていても1ヶ月は持ちます。充電はLightning端子ですが、一度フル充電すれば長期間気にせず使えるのはありがたいポイント。
メリット・デメリット
最後に、Magic Trackpad 3のメリット・デメリットを整理します。
メリット
- macOSとの親和性が非常に高い
- マルチタッチジェスチャーが快適
- Force Touch対応で多彩な操作
- デザイン性が高く、Apple製品との統一感◎
- 長時間の使用でも疲れにくい
デメリット
- 価格がやや高め(1万円台中盤〜後半)
- ゲーミングやクリエイティブ用途には不向き
- Lightning端子なのでUSB-Cではない
- Windows環境では一部機能が使えない
価格面ではロジクールや他社製品より高価ですが、トラックパッドを操作の中心に据えるMacユーザーにとっては、その価値は十分にあると感じます。
まとめ

Magic Trackpad 3は、MacBookのあの快適な操作感を、デスクトップでも再現できる唯一無二のデバイスです。
Apple製品で環境を統一しているユーザーや、マウスよりも直感的な操作を求めている人にとって、Magic Trackpad 3は非常に魅力的な選択肢です。
「マウス操作に限界を感じている」「もっとジェスチャーを活用したい」と感じているMacユーザーなら、ぜひ一度試してみてください。あなたの作業効率が一段と向上するかもしれません。
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